足のつけ根が
「く」の字になっていませんか?
外反母趾は足の親指の付け根が変形し、外側に出っ張ってしまっている状態です。
女性に発症することが多い外反母趾ですが、そのまま放置してしまっているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、外反母趾は放置していると変形が進行してしまい、足の痛みや歩き方の変化などを引き起こす可能性があります。
悪化した場合、身体のゆがみにつながり、全身の不調にもつながります。
外反母趾は放置せずに、早めの対処・予防を行うことが大切です。
日常の習慣が関係して発症していることが多いため、根本の原因を知って、対処や予防を日頃から行いましょう。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
外反母趾の場合、このような症状や悩みを抱えている方が多いです。
- 足の親指の付け根が外側へ飛び出ている
- 靴を履くと足のつけ根が痛い
- 足の親指が腫れている
- サンダルを履くことが恥ずかしい
- 巻き爪が改善しない
- 足にタコができやすい
外反母趾は
遺伝だけが原因ではありません
外反母趾が起こる原因について
外反母趾が起こる原因は、遺伝だと考える方も多いのではないでしょうか。
もちろん遺伝が原因で発症することもありますが、多くは日常の習慣が関係しています。
外反母趾が起こる原因には、次のようなものが挙げられます。
【外反母趾の原因】
●遺伝
両親の骨格の遺伝により、外反母趾になることがあります。
生まれつき偏平足の場合や、親指が人差し指よりも長い場合は、外反母趾が起こりやすいといわれています。
また、関節がやわらかい体質のため、外反母趾が起こりやすいという方もいます。
●ハイヒールやサイズの大きい靴
ハイヒールを履いていると、つま先立ちをしたような状態になるため足の指には大きな負担がかかると考えられます。
足指の負担から関節が圧迫され、外反母趾につながります。
また、サイズの大きすぎる靴を履いていると、靴のなかで足が動くことがあります。
そうすると、足裏には余計な負担がかかり、外反母趾が起こりやすいといわれています。
●足の指がうまくつかえていない
足の指がうまくつかえていないと、足指の筋力が低下する傾向にあります。
そのため、親指の関節に過剰な負担がかかりやすくなり、外反母趾につながります。
運動不足や、日常的に歩くことが少ないといった場合には、足指がうまくつかえていないと考えられます。
●歩き方
歩き方が悪いと、外反母趾を発症しやすくなります。
本来であれば、かかとからつま先へと重心を移動させ、親指でけり出すようにして歩きます。
しかし、足の裏で地面をするようにして歩く場合、足裏の筋肉がつかわれず、筋力が低下して外反母趾につながります。
また、かかと重心で歩いている場合も足指の筋肉がうまくつかわれておらず、外反母趾を発症しやすいといわれています。
外反母趾が引き起こす症状について
外反母趾になると、足だけに症状が出るわけではありません。
外反母趾が原因で、身体にさまざまな不調症状が現れることがあります。
外反母趾の症状の特徴と、外反母趾が引き起こす不調症状についてみていきましょう。
【外反母趾の症状】
●足の指の変形
外反母趾は、足の指が身体の外側に向かって曲がっている状態です。
悪化すると出っぱりが大きくなり、親指や中指側に倒れてしまうことがあります。
●足の親指の痛み
外反母趾は、靴を履いたとき、関節の出っぱっている部分が靴に接触します。
そうすると、関節周辺がこすれてしまい、足のつけ根に痛みが生じます。
とくに足先の狭くなったデザインの靴を履いたときに痛みが強く現われる傾向にあります。
炎症により、赤く腫れることもあります。
●巻き爪
巻き爪とは、爪が皮膚に巻かれるように食いこんで伸びてしまう状態です。
食いこみにより、足指に痛みをともないます。
爪は内側に巻くように伸びますが、通常であれば足の指には適切な負荷がかかるため、爪が巻かれることなく伸びていきます。
しかし、外反母趾の場合は、足の指に適切な負荷がかからないため、そのまま巻かれて伸びてしまい、巻き爪につながります。
●身体のゆがみ
外反母趾の痛みをかばうようにして歩いていると、身体のバランスが崩れる場合があります。
身体のバランスが崩れると身体にゆがみが生じ、腰痛や肩こりを引き起こすといわれています。
また、膝に過度な負担がかかるようになり、膝の痛みが生じることもあります。
外反母趾の対処法・予防法
外反母趾の対処法について
外反母趾になると、足の痛みだけではなくさまざまな不調を引き起こす可能性があります。
外反母趾は自分で改善することはむずかしいため、鍼灸院に相談してみましょう。
それに加え、外反母趾が現状よりも悪化しないように対処することも大切です。
【外反母趾の対処法】
●足指の運動、ストレッチをする
足指がつかわれていないと、筋力が低下して外反母趾が悪化しやすくなります。
足指の運動やストレッチをして、筋力と柔軟性の維持を心がけましょう。
・足指の運動
①両足の親指に輪ゴムを5本ほどまとめて引っかける。
②かかとをあわせたまま、つま先を外側にゆっくり開く、閉じるという動作を行う。
・足指のストレッチ法
足の指をグーパーすることで、指の筋肉の緊張がほぐされる効果が期待できます。
●歩き方を改善する
歩き方が悪いと、外反母趾の部分に過度な負荷がかかることや、足裏の筋力が低下して外反母趾が悪化しやすくなります。
正しい歩き方を身につけることが大切です。
・正しい歩き方
正しい歩き方では、足裏全体をまんべんなくつかいます。
かかとから着地し、土踏まずを含めた足裏全体を地面につけます。
そして、最後はつま先と足指で地面を蹴りましょう。
●自分の足にあった靴を履く
自分の足にあわない靴は、外反母趾の悪化につながります。
サイズが小さすぎても圧迫されて外反母趾の部分が痛み、サイズが大きすぎても靴のなかで足が動くといわれています。
つま先に余裕があるものの、靴のなかで足が動かない靴を選びましょう。
外反母趾の予防法について
外反母趾にまだなっていないという場合でも、日常の習慣が原因で気づけば外反母趾になる可能性があります。
外反母趾になっていない方も、一度外反母趾が改善したという方も、日頃から外反母趾が起こらないように予防しましょう。
【外反母趾の予防法】
●靴の選び方を考える
ヒールや足先の狭いデザインの靴は足指に負担がかかるため、外反母趾を発症することがあります。
ヒールや足先の狭いデザインの靴は避けるようにしましょう。
また、自分の足のサイズにあった靴を選ぶことが大切です。
靴は、足をしっかり固定できるものがおすすめです。
●歩き方を改善する
誤った歩き方を続けていると、足指がうまくつかえないことや、足裏の筋力が低下してしまうことが原因で外反母趾になることがあります。
すり足歩きや、ペタペタした歩き方にならないように意識することが大事です。
かかとからしっかり着地し、親指で蹴りだすという正しい歩き方をしましょう。
●足指の運動
足指がつかわれていないと、筋力が低下して外反母趾につながります。
日頃から足指の運動で、筋力を高めるようにしましょう。
足指の運動では、タオルギャザーという運動法がおすすめです。
・タオルギャザー運動
①床にタオルを敷き、5本の指すべてをつかってタオルをたぐり寄せる。
②指の付け根から曲げてタオルをつかむようにすることを意識する。
③そのあと、パッと指を開き、タオルを離す。
④①~③を繰り返し行う。
くじら鍼灸院の
【外反母趾】アプローチ法
当院では、まず症状の有無や歩行姿勢などを確認し、普段履いている靴を拝見します。
必要に応じて仕事用やよそゆき用の靴も確認します。
確認後は徒手療法または鍼灸施術を行い、変形の原因になっている筋肉の緊張緩和を目指します。
また、必要であればテーピングを行います。
施術後は患者様にあった靴のお話と歩き方を含めた運動のアドバイスをさせていただきます。
また、インソールの使用をおすすめする場合もあります。
著者 Writer
- 山本 達也
- 所有資格 :鍼灸師 formthotics🄬medical adviser
所属団体 :日本鍼灸師会 広島県鍼灸師会 福山鍼灸師会
全国育整協会 あしか協会
生年月日 :1988年9月13日
血 液 型:B型
出 身:広島県
趣 味:料理、お菓子作り、鉱石収集、手品、読書、投資、釣り
得意な施術:鍼灸、姿勢矯正
スポーツ :中学は科学技術部。高校でラグビー、空手、柔道。大学でラグビー
ご来院されるお客さまへ一言:
大学では今とは全く関係のない食品流通技術、食品品質管理の研究を専門にしていました。大学卒業後は総合商社で全国を飛び回る生活。紆余曲折を経て現在に至りますが、大学と会社で得た栄養や調理を含めた多くの知識・見識・胆識はまだまだ未熟ではありますが存分に活かされています。
体と心にお悩みがある方が笑顔で健やかに生活出来るよう、信頼関係を築いた上で質の高い施術を提供し続ける院作りを目指して日々邁進いたします。
鍼灸
鍼と灸を用いた施術です。
症状のある患部や根本の原因になっている個所にアプローチし、人間が本来持っている自然治癒力を賦活させる施術になります。
手技では届かない身体の奥にある症状におすすめです。
美容鍼灸
鍼と灸を用いた施術です。
鍼灸施術との違いは審美の悩みに特化していることです。
しかし、身体の不調から肌質の悪化やシワができあがっていることも多いので、身体全体を幅広く施術するケースもあります。
整体
手技を中心に行う施術です。
患部に直接アプローチすることはもちろんですが、根本原因になっている筋肉や関節にストレッチや筋膜リリースなどを行います。
骨盤矯正
日々の負担から骨格が傾いてしまっている場合、手技を中心に骨盤を正しい位置に導き、うまく身体が使えるように再教育します。
栄養指導
カウンセリングをメインで行い、身体の不調や悩みから食生活で改善すべき項目を洗い出します。
食事法から調理法まで実践しやすいものをご提案します。
実践がむずかしい場合は当院で販売している医療用サプリメントから優先順位の高いものを話し合い、長期的に質の高い栄養状態を保ち、身体の内側から全身に向けて本当の意味での根本的なアプローチを行います。
当院のご紹介
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