O脚・X脚にお悩みの方へ
足の形には個人差があり、O脚やX脚など足の形が変形しているような方もいます。
足の変形は見た目が悪くなることだけが問題ではありません。
足の変形によって身体のバランスが崩れ、腰痛や外反母趾などさまざまな不調症状を引き起こすことがあります。
原因のわからない不調症状は、O脚やX脚が原因かもしれません。
O脚・X脚などの足の変形は、鍼灸院で改善が期待できます。
それに加えて、日常生活で対処・予防するために、O脚・X脚の原因や引き起こす症状について知っておきましょう。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
O脚・X脚の場合、このような症状や悩みを抱えている方が多いです。
- 足の形が気になってスカートが履けない
- 下半身太りしやすい
- O脚のせいでガニ股歩きになってしまう
- 外反母趾になっている
- 気がつくと内股になってしまう
- 足の変形が悪化している
O脚・X脚は
さまざまな不調を引き起こす原因です
O脚・X脚が起こる原因について
O脚・X脚は、足が変形している状態です。
本来であればまっすぐになっている足が、なぜO脚やX脚のように変形してしまうのでしょうか。
O脚・X脚が起こる原因は、次のようなことが挙げられます。
【O脚・X脚の原因】
●姿勢不良
日頃から姿勢が悪いと、骨盤にゆがみが生じるといわれています。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ部位であり、姿勢が悪いと骨盤に負担がかかります。
その結果、徐々に骨盤が傾き、骨盤につながる下半身にもゆがみができて足の変形につながります。
・骨盤がうしろに傾いた場合
猫背姿勢では背中が丸まり、骨盤がうしろに傾きやすいといわれています。
骨盤がうしろに傾くと、身体のバランスをとるために足の外側へ負荷がかかり、O脚につながります。
・骨盤が前に傾いた場合
反り腰の姿勢では、背中が反っているため骨盤が前に傾きやすくなっています。
骨盤が前に傾くと、足の内側に負荷がかかりやすくなるためX脚につながります。
●筋肉のアンバランス
日常生活のなかで、アンバランスな筋肉のつかい方をしているとO脚やX脚が起こりやすくなります。
「足を組む」、「立つときに一方へ体重をかける」、「片手ばかりで荷物を持つ」など偏った筋肉のつかい方をしている場合、身体にゆがみが生じると考えられています。
そうすると、下半身の筋肉や骨格にもゆがみが生じるようになり、足の変形につながります。
●筋力の低下
筋力が低下することもO脚やX脚に関係しています。
足の筋肉のなかでも、太ももの内側にある内転筋の筋力が低下すると足が開きやすくなり、O脚になるといわれています。
また、お尻の筋力の低下も股関節のゆがみにつながり、O脚やX脚を引き起こすことがあります。
●遺伝
体型は遺伝することも多く、生まれつきの骨格が原因でO脚・X脚になることがあります。
親がO脚やX脚の場合、子どもに遺伝する可能性もあります。
O脚・X脚が引き起こす症状について
O脚やX脚は、見た目の変化だけではなくさまざまな不調を引き起こすことがあります。
O脚やX脚によって起こる不調症状は、次のとおりです。
【O脚・X脚の症状】
●見た目の変化
O脚とは、膝が外側に曲がっている状態です。
足を正面からみると「O」字の形になっており、両足の内くるぶし同士をつけて立ったとき膝同士がくっつきません。
一方で、X脚は膝が内側に曲がっている状態です。
足を正面からみると「X」字の形になっており、両足の膝の内側をつけて立ったときに内くるぶし同士がくっつきません。
●膝や股関節、足首に痛みや違和感
O脚やX脚は下半身のバランスが悪くなり、膝や股関節、足首に過剰な負荷がかかりやすくなります。
負荷がかかりつづけると筋緊張が生じ、痛みや違和感を覚えることがあります。
筋肉が硬くなるため、膝や股関節の場合は動かしにくさを感じるといわれています。
●歩き方の変化
足の変形が起こると、歩き方にも影響が出る可能性があります。
O脚では足が外側に開きやすくなるため、ガニ股歩きになってしまうことが多いといわれています。
一方で、X脚では足が内側に閉じやすくなるため、内股になることがあります。
靴底をみると部分的に減っていることがわかるため、歩き方のくせを判断しやすいと考えられます。
●病気やケガを引き起こす場合もある
O脚やX脚が進行すると、病気やケガを引き起こす場合があります。
足の変形は膝や股関節に過剰な負荷を与えるため、変形性膝関節症や変形性股関節症につながります。
また、足が変形して歩き方が変わることで、外反母趾や偏平足を引き起こすこともあります。
●腰痛、肩こり
O脚・X脚によって下半身のバランスが崩れると、上半身にも影響が出るといわれています。
骨盤にゆがみが生じると腰に負荷がかかりやすくなり、腰痛が生じやすくなります。
また、上半身がゆがむと姿勢が悪くなり、肩に大きな負荷がかかって肩こりにつながります。
O脚・X脚の対処法・予防法
O脚・X脚の対処法について
O脚・X脚は自分で改善することがむずかしいため、鍼灸院の施術で改善を目指すことをおすすめします。
それに加えて、日常生活のなかでO脚・X脚が悪化しないように対処しましょう。
自分でできるO脚・X脚の対処法は、次のとおりです。
【O脚・X脚の対処法】
●運動をする
筋力が低下すると姿勢が崩れやすくなり、骨盤のゆがみからO脚やX脚につながります。
また、下半身の筋力の低下は足のゆがみを引き起こす原因と考えられています。
日頃から運動を心がけ、筋力を高めることでO脚・X脚の対処が期待できます。
ウォーキングやジョギングなど毎日続けやすい運動を行いましょう。
●ストレッチをする
O脚やX脚では部分的な筋肉への負荷がかかりやすく、筋緊張が起こりやすいといわれています。
筋緊張が起こって筋肉が硬くなると、骨が圧迫されて足の変形が悪化することもあります。
お尻、太ももまわりのストレッチを行い、O脚・X脚が悪化しないように対処しましょう。
・お尻のストレッチ法
①床に座り、身体のうしろ側に両手をつく。
②両膝を曲げた状態で、左足を一歩外に広げる。
③ゆっくり右足の膝を内側に倒し、10秒姿勢をキープする。
④反対側の足も同様に行う。
・太もものストレッチ法
①正座の状態で座り、かかとをお尻から外側に出す。
②両手で体重を支え、ゆっくり上半身をうしろに倒していく。
③背中が床につくようにして倒れ、両手は頭上で組んだ状態で10秒ほど姿勢を維持する。
●筋トレ
筋力が低下すると身体のバランスが悪くなり、O脚やX脚が起こりやすくなります。
日頃から筋トレを行い、筋力が落ちないように維持しましょう。
筋トレの場合も、お尻や太ももまわりを中心に行うとO脚・X脚の悪化を防ぐことにつながります。
・お尻と内ももの筋トレ法
下半身を鍛えるトレーニングのひとつにスクワットが挙げられます。
足を肩幅に広げ、膝がつま先より前に出ないように意識して行いましょう。
O脚・X脚の予防法について
今はO脚やX脚になっていなくても、日常の習慣や筋力の低下によりO脚やX脚になってしまう可能性は誰にでもあります。
まっすぐ綺麗な足を維持するためにも、日頃から予防を心がけましょう。
【O脚・X脚の予防法】
●筋トレをする
筋力が低下すれば身体のバランスが崩れ、O脚やX脚が起こりやすくなります。
日頃から筋トレで筋力を高め、綺麗な足の形を維持できるようにしましょう。
・O脚予防の筋トレ
①ペットボトル(中身あり)を用意し、椅子に座る。
②膝の間にペットボトルを挟み、ペットボトルを押すようにして力を加える。
③10秒を1セットとし、繰り返す。
・X脚予防の筋トレ
①うつ伏せに寝て、両膝を立てる。
②お腹に力を入れながらお尻の筋肉を縮めるようにして、片足の太ももを真上に持ち上げる。
③10秒姿勢をキープし、元の姿勢に戻す。
④反対側も同様に行う。
●運動をする
運動は筋力アップや筋緊張を緩和させる効果が期待できるため、O脚・X脚の予防につながります。
日頃から運動する習慣を身につけましょう。
毎日ウォーキングやスクワットをするなど継続して運動をすることが大切です。
●ストレッチをする
筋肉が硬くなると、骨が圧迫されてゆがみが生じやすくなります。
O脚・X脚はゆがみから起こるため、日頃からストレッチをして筋肉の柔軟性を維持しましょう。
とくに股関節まわりをしっかりストレッチすることが重要です。
・股関節まわりのストレッチ法
①壁に沿って横向きに立ち、片手を壁に添える。
②足を肩幅に開き、壁から遠い方の足を浮かして前後に動かす。
③足のつけ根がほぐれたら、足を浮かしたままさらに強く蹴る。
④この動作を繰り返したら、反対側も同様に行う。
●歩き方に気をつける
歩き方が悪いと、O脚・X脚の発症につながります。
まず、歩く際には背筋を伸ばして猫背にならないようにしましょう。
そして、ガニ股や内股にならないよう注意することも大切です。
くじら鍼灸院の
【O脚・X脚】アプローチ法
当院では症状の強弱やお悩みをお聞きします。
痛みが強い場合、まずは痛みの解消を図るために鍼灸施術を行います。
痛みの解消をしたあとは、徒手療法でおもにストレッチを行います。
施術後は、ストレッチや筋力トレーニングをメインに運動のアドバイスを行います。
最近は小さなお子様の相談が増えてきました。
しかし、0~2歳までは「生理的O脚」、3歳~小学校低学年くらいは「生理的X脚」と呼ばれ、自然なことなので当院ではとくに何も行いません。
著者 Writer
- 山本 達也
- 所有資格 :鍼灸師 formthotics🄬medical adviser
所属団体 :日本鍼灸師会 広島県鍼灸師会 福山鍼灸師会
全国育整協会 あしか協会
生年月日 :1988年9月13日
血 液 型:B型
出 身:広島県
趣 味:料理、お菓子作り、鉱石収集、手品、読書、投資、釣り
得意な施術:鍼灸、姿勢矯正
スポーツ :中学は科学技術部。高校でラグビー、空手、柔道。大学でラグビー
ご来院されるお客さまへ一言:
大学では今とは全く関係のない食品流通技術、食品品質管理の研究を専門にしていました。大学卒業後は総合商社で全国を飛び回る生活。紆余曲折を経て現在に至りますが、大学と会社で得た栄養や調理を含めた多くの知識・見識・胆識はまだまだ未熟ではありますが存分に活かされています。
体と心にお悩みがある方が笑顔で健やかに生活出来るよう、信頼関係を築いた上で質の高い施術を提供し続ける院作りを目指して日々邁進いたします。
鍼灸
鍼と灸を用いた施術です。
症状のある患部や根本の原因になっている個所にアプローチし、人間が本来持っている自然治癒力を賦活させる施術になります。
手技では届かない身体の奥にある症状におすすめです。
美容鍼灸
鍼と灸を用いた施術です。
鍼灸施術との違いは審美の悩みに特化していることです。
しかし、身体の不調から肌質の悪化やシワができあがっていることも多いので、身体全体を幅広く施術するケースもあります。
整体
手技を中心に行う施術です。
患部に直接アプローチすることはもちろんですが、根本原因になっている筋肉や関節にストレッチや筋膜リリースなどを行います。
骨盤矯正
日々の負担から骨格が傾いてしまっている場合、手技を中心に骨盤を正しい位置に導き、うまく身体が使えるように再教育します。
栄養指導
カウンセリングをメインで行い、身体の不調や悩みから食生活で改善すべき項目を洗い出します。
食事法から調理法まで実践しやすいものをご提案します。
実践がむずかしい場合は当院で販売している医療用サプリメントから優先順位の高いものを話し合い、長期的に質の高い栄養状態を保ち、身体の内側から全身に向けて本当の意味での根本的なアプローチを行います。
当院のご紹介
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